相席屋や相席居酒屋という看板を都心だけでなく地方でも見るようになりました。システムがわからないところへ足を踏み入れるのは勇気が要るし、何より相席をして恋愛が期待できるのかが気になるところですよね。また、友だちとは関係のないとことでパートナーを探したいときにひとりで利用して収穫があるのでしょうか?!今回のテーマは男性目線から相席屋の楽しみ方について、システムや料金、さらにひとりでも入店し女性と出会うことが可能か詳しくご説明します。
相席屋とは
まずは相席屋とはどういったお店なのかを簡単にご説明します。近年、婚活居酒屋や相席居酒屋という看板を見かけるようになったと思いますが、ここは他人同士を相席させ出会いを提供する場、即席で合コンが開催できるお店と言った方がご理解いただけますね。
基本は居酒屋といった軽い感じのお店が多いですが、最近は立ち飲みバーやラグジュアリーなお店やカフェなど様々な形で増えています。なかにはダーツやビリヤードといったゲームを相席した人と一緒に楽しめるようなお店もあります。夕方5時くらいから翌朝5時くらいまで開いていて、気軽に入店することができます。
相席屋がウケている理由
全国的にどうして相席屋が増えてきているかというと、今どきの需要にバッチリ合っているからです。
- 即席合コンができる
- ちょっと異性と飲みたいときに使える
- 異性と関わりたい・友だちになりたいを叶える
合コンの幹事になってしまった場合、女友だちとやりとりしたりメンバーを集めたりするという作業は正直面倒です。またその合コンがイマイチ盛り上がらなかったら幹事の裁量不足と評価されることもありモヤモヤします。また、相席屋は婚活パーティーのように構える必要がないしナンパをしなくても必然的に見知らぬ異性とお酒を飲むことができる、ちょっとお喋りしたいな、素敵な出会いがあればいいなと思うときにもってこいなのです。気が合う友だちや同僚を連れたいつもの飲み会に新しい風が吹く、新鮮ですよね。特に自分とはまったく生活スタイルの違った女性や普通に生きていて出会えないような職業や年齢層の女性との出会いは刺激的です。ラッキーな日は女性グループが多いとき、入れ代わり立ち替わりお相手が変わり、たくさんの女性と交流することができます。
何曜日に行くのがいい?!
相席屋は行く曜日によって雰囲気が大きく異なります。平日(月曜日から木曜日)はわりと静かにしっとりと飲むタイプが多い、どちらかというと異性と真面目に出会いたい人が入店する傾向にあります。逆に金曜日や土曜日・祝前日は2次会やノリで来る人が結構いて、店内も騒がしいです。酔った勢いで「ワンナイトラブもありかな」と思っている人もいるでしょう。つまりネタとして利用したいのか、パートナーを探したいのか?!気分によって行く日を選ばないと楽しめないことがわかります。
相席屋のシステム
料理や飲み物は一般的な居酒屋などと変わりありませんが、相席屋には独特のシステムがあります。
席に着くまでの流れ
はじめに相席屋での簡単な流れをご説明します。
- 入店
- システムや料金の説明
- 席に案内
- お相手がいる場合は相席スタート
お酒の場なので20歳以下は入店できません。はじめに身分証明書の提示を求められます。スタッフからシステムや料金の説明を受け、席に案内されます。女性グループがフリーの場合はすぐに相席がスタートしますよ。
システム
- ドレスコードがあるところが多い
- 相手グループがいないと相席は成立しない
- お相手になる女性グループはスタッフが決め案内する
- 30分ごとに席替え
- 予約が可能なお店もある
ドレスコードがあるところが多い
ドレスコードがあるといってもその場にしかるべき服装であれば問題はない、作業着やジャージにスリッパなどといった出で立ちでない限り入店を断られることはありませんよ。仕事終わりに汚れた作業着のままキャバクラに行く男性を見かけますが、キャバクラと相席屋はまったくの別ジャンル、普通に考えて出会いを求める場にTPOを無視したファッションで行く時点でアウトです。
相手グループがいないと相席は成立しない
システムに従い入店と同時に料金は発生しますが、相席が保証されるわけではありません。特に平日やお客さんが少ない時間帯は相席屋に行ったからといって合コンができるわけではないことを頭に入れておきましょう。ただ、何組かグループがお店にいるときはスタッフが上手に仕切ってくれるので(30分ごとに席替えがある)まったく相席にならないということにはなりません。
相手グループはスタッフが決める
気に入った女性グループがあっても自分から「ねぇねぇ」と声をかけることはできないシステム、スタッフが相席する女性のもとへ誘導します。またグループが均等になるとも限らず、男性グループが多いときは順番を待たなくてはなりません。
30分ごとに席替え
前の項目で少し触れましたが30分経つと席替えが始まり、今まで飲んでいいたグループとはいったんお別れします。逆に、30分以内なら席替えを希望することは可能です。お相手をチェンジする方法を次の項目で具体的にご説明します。
チェンジする方法
相手が悪酔いしていたり無銭飲食(こちらにおごらせるつもり)目的だったり、好みとかけ離れたていたりする場合は「チェンジ」というシステムを活用します。本来は30分おきに席替えをするのですが、この制度を利用することで時間の短縮が可能になります。ただ、一緒に来ている友だちがグループの誰かを気に入っていたら我慢しなくてはならないし、相手を前にしてあからさまな目くばせは失礼なので、友だちと入店するときは予めチェンジのサインを決めておくと良いです。チェンジをするときの流れは下記のとおりです。
- 気に入らない女性がいる
- トイレに立つ
- チェンジカードを記入
- スタッフに渡す
- スタッフが席替えの声かけをする
相手グループが気に入らないときはトイレに行くふりをします。多くの相席屋にはトイレのそばか中にチェンジカードが設置されています。必要事項を記入しスタッフに渡しましょう。スタッフは当たり障りのない理由を付けて席替えをしてくれますよ。
時間を短縮されたら慣れている女性ならチェンジを希望されたことがわかるでしょうが、その後も店に残るわけですから邪険に扱ったり適当な態度をとったりしせず、不愉快でもニコニコしながらスタッフの声掛けを待ち移動しましょう。相手側もチェンジを不快に思うでしょうが、そこは相席屋の出来たシステム、次の男性と出会うことでこちらのことなど気にしなくなります。
もちろん女性側からチェンジを希望されることもありますが、気を落とさず「新しい女性と出会える」とプラスに考えましょう。相手に対しても悪いなと思って無駄な時間とお金を使う必要はありません。割り切って相席屋を楽しみましょう。
予約が可能なお店もある
アプリ会員の場合は予約を受け付けるお店もありますが、予約なしでも入店することができます。ただ、週末などは2件目などに利用するお客さんが多いので時間帯によっては混雑している、男性は入店を断られることがあります。
連絡先は自分で聞く
スタッフは席替えを取り仕切ってくれますが、婚活パーティーのように連絡先を交換するよう促したり意図的に男女を引っつけたりするというシステムはありません。気に入ったお相手の連絡先は30分のうちに聞いておきましょう。
料金
男女で料金は異なります。ここでは料金の相場をご紹介します。
【男性】
- はじめの30分 1,500円~2,500円
- 延長料金 10分おきに500~600円
※店のコンセプトや曜日によって料金は異なり、混雑する金・土・祝前日は普段より少し割高になります。
【女性】
- 相席時は無料
- 相席していないときお酒は500円~、食べ物はメニューの料金
曜日によって料金が異なり基本は飲み放題の一律料金になっています。食べ物はセット料金に含まれないお店が多いです(男性)。女性は相席時は無料ですが、女性のみで食事をしているときは料金が発生します。キャバクラとシステムは少し似ていますが、飲み代はセット料金に含まれるのでよほど羽目を外さない限り恐ろしい料金にはならないはず、良心的な価格のお店が多いです。
ただ、たった30分でお目当ての女性と出会えるとは限らないので、必然的に延長を繰り返すことになります。お店で過ごす時間が長いほど支払う料金は増えるし、相席している女性が注文した食べ物代は自然とこちら持ちになってしまいます。つまりダラダラとすごすのは損、当たり前ですが女性が少ないときや出会いの質が悪いと思ったら潔く退店するべきです。
また、大勢で相席屋に行くよりも少数で行く方がお得、それは自己紹介だけで30分なんてあっという間に過ぎてしまうからです。2~3名くらいなら自己紹介をすぐに終わらせかけ引きすることが可能ですが、大人数だと茶々入れが入ることは必至ですよね。
アプリをダウンロードしておくと良い
お店にもよりますが、アプリをダウンロードすることで予約できたりお店の空き状況を知ることができたり割引クーポンをもらえたり、さらには知り合った女性とやりとりすることができたりします。今後もそのお店を利用しようと考えているならダウンロードし大いに活用しましょう。
ひとりで行くことは可能?!
相席居酒屋に入店する人の傾向として2~3名連れが多めなので、友だちや同僚を誘って行くことをおすすめします。ただ「友だちとはまったく関わりがない異性の出会いが欲しい」というときや、ひとりで行動したいこともありますよね。男性ひとりでの入店は可能かということが気になります。
お店によっては「同性2名以上」からというシステムを貫いているところもありますが(採算が合わない・ひとりで来る人が少ないなどが理由)、最近はひとりでの入店を歓迎するお店も増えていますよ。例えばラグジュアリーなラウンジやカフェ(お酒なし)といった相席屋は落ち着きがあってひとりでも入店しやすいです。
ひとりで相席屋に行って素敵な女性と出会うためのポイント【準備編】
ここからはひとりで相席屋に行って素敵な女性と出会いより実りあるかけ引きをするためのポイントをご紹介します。
お店を調べる
- ひとりでの来店が可能か
- システムや料金をチェック
- 口コミをチェック
- アプリがあるならダウンロード
ひとりでの来店が可能か
当たり前のことですが、お店に行ってから「ひとりでの入店がダメだった」というのは悲しいです。行こうとするお店がひとりで入店することができる相席屋なのか予め調べておきましょう。
システムや料金をチェック
同じようにシステムや料金についても予め把握しておくことが大事、例えばチャージに含まれるドリンクもあれば含まれないドリンクもあります。女性と相席をしたとき「これ飲みたい」と言われたものが別料金だったら知らないうちに料金は膨れていきます。知っておくと1杯目は「いいよ」といっても2杯目にいかないよう仕向けたり断ったりすることができますよね。
口コミをチェック
自分の目と耳で確かめるのがいちばんですが、経験者の意見を参考にすることも大切です。例えば「ひとり入店は可能だけれど相席する女性がひとりで入店しやすい環境の店ではない」という情報がいくつかあるお店にあえて行こうとは思いませんよね。
アプリがあるならダウンロード
特典は前述したとおり、気に入ったお店のアプリがあればダウンロードしておきましょう。
自分のルックスを厳しめにチェック
ここがいちばん大事だと思います。友だちと相席屋に行く場合、多少自分のルックスや立ち回りが悪くてもお洒落な友だちや会話が上手な友だちなど周りに助けられることがあります。しかし、ひとりで行く場合はすべてが自分にかかっていることを自覚しなくてはなりません。相手が第一印象でいちばんに見るのはルックス、お顔や体型に自信がなくてもそこで努力を止めたら素敵な女性とかけ引きできません。雰囲気イケメンを目指しましょう。
- ファッション
- 髪型
- 見た目
- 持ち物
一流ブランドで固める必要はありません。おしゃれスーツや爽やかなファッションを心がけましょう。髪型も清潔感を意識します。お店では飲食できますが食べかすが歯に付着すると台なし、できるだけそういった食べ物を注文しないようにしましょう。持ち物はシンプルに(買い物した袋を持ち歩かない)、最低限エチケットとなるものは持って行きましょう。さらに、名刺を持参すればなお良いです。多くの相席屋では喫煙できますが煙草を好まない女性は多いので、できるだけ喫煙するのはやめておきましょう。
ひとりで相席屋に行って素敵な女性に出会うためのポイント【実践編】
30分で伝えるべきポイントを押さえる
多くのお店で女性と相席できるのは30分、時間内に自分の良さを知ってもらい「もう少し話したいな」を引き出さなくてはなりません。口下手な方は特に注意、女性が持ってきたカードゲームなどに逃げてしまっては自分の魅力を伝えることができないままただゲームをして時間を過ごすだけになります。30分で最低限伝えるべきポイントをご紹介します。
- 明るさ
- 清潔感
- 誠実さ
- 終盤で共通の趣味
誰と接するにも笑顔は大事です。また、ポジティブな印象を与えることも大事、だから硬い表情をせず笑顔を心がけましょう。話題もはじめは好きな物などから入り、当たり障りのない会話をします。女性の質問で不利な内容があるとき(年収や住んでいる場所など)は真面目に答える必要はなくやんわりと流します。基本明るめな話題を振り、たとえ相手が会社の愚痴を言ってもそれに乗っかり自分も一緒に言うことはしません。
準備の項目でルックスについてご説明しましたがやはり清潔感は大事です。これは会話も同じ、常識のある言葉遣いを心がけましょう。
誠実さを示す方法は色々ありますが、30分のうちに「もっと話したいな」と思わせるには聞き上手であることが大事です。質問したいことを予め頭に入れておき「○○なの?」と話題の中心を女性に持っていきましょう。話す割合は女性8で自分は2くらいと考え「僕もそうです」と同調したり「凄いですね」「素敵ですね」と褒めたりするとより好印象です。女性がたとえゲームを持ってきていても話題の中心が自分で話すのに忙しいとゲームをする暇はありませんよね。
終盤で女性の話のなかから共通の趣味を聞き出しましょう。好きなことになると誰しもじょう舌になるし、しかも聞いてくれる人がいたら嬉しいですよね。はじめは軽い気持ちでの来店や無銭飲食が目的の女性でも、自分を褒めてくれたり話を聞いてくれたりする男性と出会えたら嬉しい、せっかく気分が乗ってきたのに席替えの時間、もっと話していたいと思い連絡先を教えてくれるでしょう。
パターンを色々と考えシミュレーションすることで口下手な人でも当日スムーズな会話が可能ですよ。
入店する曜日を考える
ワンナイトラブ希望なのか真面目な恋愛を希望するのかによって行く曜日は異なることをはじめの方でご説明しました。確かに平日ひとりで相席屋に来る女性は少ないかもしれないけれど、無銭飲食目的や軽い女性と関わりたくないと思うなら収穫がないかもしれないと思っても平日を選びましょう。相席屋に行ってみてその日はまったく女性ひとり客がいないと感じたら潔く退店すると良いです。
入店する時間帯を考える
時間帯もエロいことを考えるとやはり深夜近く入店したほうが終電がなくなりお泊りというコースに持って行けますが、真面目な恋愛を考えるなら早めに入店したほうが良いです。素敵な女性に出会ったら他の店に行こうと誘って飲み直し、交通機関が動いているうちにお開きにして駅まで送り誠実さをアピールしたほうがその後のかけ引きが有利になります。
自分のルックスを最終チェック
ショップの店員さんおすすめのファッションで決めこんで入店しても鼻毛がボーボーだったり体臭がきつかったりしたら意味がありません。入店前にファッションチェックと同時に身だしなみチェックをし、気づいた時点で対処しましょう。何でも簡単に手に入る時代、コンビニで鼻毛用のハサミを手に入れてカットしたりデオドラントシートで身体を拭いたりはできますよね。
トイレはひとりのときに済ませておく
意外と見落としがちなのは尿意、せっかく女性と相席しているのにトイレに立ってしまってはお相手が待ちぼうけを食らうし印象が悪くなります。また、お店のトイレは狭く男女別であっても個室1つずつであることが多い、つまり前に誰かが「大」で入っていたら、自分はさっさと終わらせるつもりなのに待たなくてはなりません。相席になる前にトイレを済ませておくことが大切です。
暴食する女性はすぐにチェンジ
相席した際に女性が注文する料理に対して「君がもってよ」と断ることも可能ですが、その時点でかけ引きは終わってしまいますよね。そうなるとやはりおごることになります。なかには調子に乗って高価なものを注文する女性もいる、目的は恋愛ではなく単にタダでご飯を食べて異性と話したいだけという場合もあるのです。
真剣にパートナーを探しにきている女性は暴食しませんよ。「カモにされている」と感じたら無駄に食べさせる必要はない、チェンジを希望しましょう。
ゲームに注意
会話を弾ませるためにボードゲームやトランプを持ってくる女性がいますが、ゲームに夢中になり相手とよく話さないうちに規定の時間になり席替えというケースもあります。ゲームに熱中せず相手を知ることに意識を傾けましょう。
好みでなくても情報収集・連絡先を交換する
席替えをして好みの女性でなかったらガッカリしますが、その場は収穫がなくても女性を取り巻く女友達をターゲットに考えましょう。つまり適当にあしらわず会話のなかで出身大学や職場の情報を得ます。もちろん連絡先を交換しちょくちょく連絡をとるようにして合コンなどに結び付けましょう。
気に入った女性には一緒に退店を提案する
気に入った女性がいる場合、相席屋に長居する必要はありません。好感触なら退店して他のお店で飲み直すことを提案してみましょう。そのとき「ここよりお酒が美味しいお店にいかない?!」や「○○のラウンジで飲み直さない?!」など君はこの場にふさわしくない、この場所よりもいいところに連れて行くという特別感を出しましょう。そうすることで「ちょっと行ってみたいかも」と興味をそそり誘うことができます。
連絡先を教えてくれないときは名刺を渡す
そのとき気に入らなくて(ほかにいい人がいるかもなど贅沢なことを考える女性もいるので)連絡先を教えてくれない女性がいます。しつこく迫らず「気が向いたら連絡してね」とスマートに名刺を渡しましょう。名刺を渡され不快に思う人はいない、そのときは乗り気でなかった女性も帰宅後名刺を見て連絡をくれることがありますよ。
収穫がなくても連絡先を聞いた女性にフォローを入れる
その日、恋愛対象としての収穫はなくても出会った女性の情報は手に入れたはずです。相席屋で連絡先を聞いた女性全員にお礼の連絡を入れつながりを作っておきましょう。連絡先を交換する女性が多いほど自分に合った女性と出会える確率が上がります。LINEなどでメッセージを入れる場合のポイントはできるだけ早めのタイミングでお礼(後回しにしない)すること、ダラダラ書かないこと、出会えて話せたことのお礼を短めにまとめます。
相席屋がMAXと思わない
相席屋での30分で自分の良さをアピールするのは難しいし、そもそも入店する人の多くは異性と話したい、友だちを作りたいなど軽い気持ちです。恋愛のきっかけとして連絡先を交換しつながりを作りましょう。